環境にやさしい生態都市
都心のいたるところに1千万株の木を植えるとともに、全国初の「炭素銀行制度」を施行、全国の自治体に拡げました。また2011年世界都市環境協定(UEA)首脳会議を開催するなど、気候変化に先手を打って対応しています。「母なる山」と呼ばれる無等山は、2012年に21番目の国立公園として指定されました。2016年末の統計によれば全国で二番目に登山客が多い国立公園で、2014年の国家地質公園認証に続き、2018年のユネスコ(UNESCO)世界地質公園認証されました。
民主化の聖地、民主・人権・平和の都市
「義郷」としての歴史は、李氏朝鮮末期の義兵運動から日本統治時代の光州学生独立運動、1980年の5・18光州民衆抗争(光州事件)へと続き、今日に至って民主・人権・平和の都市としてその位置を確立しました。軍事政権の暴圧に抵抗した5・18光州民衆抗争は、独裁政権のもとで自由と正義を熱望するアジア諸国の民主化運動に非常に大きな影響を与えました。5・18民主化運動の記録は、2011年5月25日に「ユネスコ世界記憶遺産(Memory of the World)」に登録され、世界的にその価値が認められています。
スマートエネルギーハブ都市
2015年12月、全国唯一の光州・全南共同革新都市(ピッカラム革新都市)にグローバル電力会社である韓国電力が入居し、「エネルギーバレー」の造成が目覚しく進んでいます。これは、毎年R&Dに約10億円以上を投資、2020年までに500社の企業誘致、1000人の専門人材の育成を目標として、ピッカラム革新都市と光州を含む隣接地域をスマートエネルギーハブ地域として造成する事業です。韓国電力と光州、全羅南道、電力取引所、韓電KDN、韓電KPSなど7つの機関長がエネルギーバレー造成に協力することを約束、その推進に全力で取り組むとともに、LS産電、暁星など国内有数のエネルギー新産業企業や研究所が入居する予定のエネルギー専用産業団地も造成中です。2016年12月に着工した光州都市先端国家産業団地とともに、第2段階の事業である地方産業団地もグリーンベルト(開発制限区域)解除手続きを進めており、エネルギー新産業ハブ都市の建設が具体的に進められています。
アジア文化中心都市、世界的なスポーツ都市
光州はパンソリの大家、国唱林芳蔚(イム・バンウル)、東洋画家、毅齋(ウイジェ)許百錬(ホ・ベクリョン)、中国の現代音楽家、鄭律成(ジョン・ユルソン)、詩人、朴龍喆(バク・ヨンチョル)など数多くの芸術家を輩出し、芸術の盛んだ芸郷です。この伝統を受け継ぎ、現代アートとデザインの分野の世界的な祭典である「光州ビエンナーレとデザインビエンナーレ」を開催し、韓国の文化首都、アジアの文化中心都市として進化しています。2015年11月アジア文化殿堂が開館し、光州をアジアの文化中心都市として育成する国家最長期プロジェクト(2003〜2023年)を進行中であります。2017年には光州デザインビエンナーレを開催しました。また2015光州夏季U大会を低コスト、高効率の大会、世界の青年たちが共にした文化祭として開催しました。2019年の光州世界水泳選手権大会の準備にも拍車をかけています。
* 代表的なイベント : フリンジフェスティバル、光州ビエンナーレ、光州デザインビエンナーレ、光州キムチ祭り、林芳蔚国楽祭、鄭律成国際音楽祭
エコカー先導都市
光州は国内第2位の自動車生産都市です。起亜自動車光州工場において、年62万台の生産ラインが稼動しており、エコカーの部品や完成車クラスター造成事業は、2016年7月、政府の予備妥当性調査を通過して本格的に推進されています。光グリーン国家産業団地内に総額3,030億ウォンを投資して、エコカー関連の核心と要素部品の開発と生産をサポートするためのクラスターを造成する事業です。これと共に、労使民政の大妥協を通じた光州型雇用を実現して、名実共に未来のエコカー先導都市として進もうとしています。